中野の街おこしイベントスペース「スタジオ・ナカノバ」（中野区中野5）で11月4日、被災地いわきと中野を結ぶ「オリーブの苗木ワークショップ」が開催される。主催は中野のタウン誌「おこのみっくすマガジン」。

オリーブはばたきワークショップに参加する親子

　いわきオリーブプロジェクト研究会・園芸講師を招き、オリーブの苗木を植え替えるワークショップ。いわきから運ばれたオリーブの苗木をプランターに植え替え、栽培方法などを教わる。そのまま苗木を持ち帰り、家庭や職場で育成し1年後にいわきに運び植樹する予定で、オリーブには参加者の名前が入る。

　1回目・2回目は今年2月・6月に新井薬師の梅照院で実施され、区民を中心に延べ150人が参加、今回は3回目となる。午前の部は11時から、午後の部は14時からの2回に分けて開催し、参加費は500円。

　主催者は「オリーブの苗木をご家庭で育て、将来いわきの地に植樹する息の長い復興支援。初めての方の参加も大歓迎なので、ぜひ多くの方に参加してほしい」と話している。

　今後は「オリーブはばたき日帰りツアー」も予定され、いわきのオリーブ農園で農作業体験、交流会を行い、温泉にも立ち寄る。開催予定は11月23日。

　開催場所は11月1日にオープンしたばかりの「スタジオ・ナカノバ」。同誌を発行する主催者がプロデュースする、街おこしのための拠点だ。「中野を元気にする、今までにないイベント交流の場をつくる」ための空間として、教室・セミナー・上映会などの催事、打ち合わせ・勉強会・会合などの会議利用を見込む。申し込めば誰でも利用できる。