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中野四季の森公園で初の「サバイバル親子キャンプ」 火起こし・発電などを親子で体験

親子で張ったテントで一夜を過ごす親子参加者

親子で張ったテントで一夜を過ごす親子参加者

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 中野四季の森公園(中野区中野4)拡張予定地で8月6日・7日の2日間、「中野区サバイバル親子キャンプ」が開催された。

(関連フォト)カレー作りで野菜を切る親子

 同イベントは「体験して!学んで!備える!」をコンセプトとした親子で参加する体験型キャンプで、今回が初開催。中野区観光協会が中心となり企画し、地元企業や炊き出しグランプリ実行委員会らが協力した。起案者で実行委員の東京アスレティッククラブ(中野2)正村宏人社長は「甚大な被害をもたらした東日本大震災や熊本地震が、もし都心で発生した場合、多くの人たちが避難所などにあふれかえり、きっと大混乱する。今のうちに被災した時のことを考え、危機管理意識を高めるとともに、イベントを通して親子で生き抜く知恵を身につけられるよう企画した」という。参加親子は50組120人。開会式には前内閣府副大臣の松本文明衆議院議員も駆け付けた。

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 初日には、テント張り、仮設トイレ設置体験、マンホールトイレの組み立て見学、太陽光を利用した電気ステーション開設見学、カレーライス作りのほか、ジャガイモを電池に見立ててLEDに光をともすジャガイモ発電、長時間火が消えないマヨネーズランプの実験などを行った。ジャガイモ発電を体験した小学2年生は「ジャガイモで電気がついてうれしかった。おうちでもやってみる」と興奮気味に話していた。

 2日目には、5時30分には体操を行い、朝食作り、警察犬の訓練見学、AED体験、煙体験、起震車体験、陸上自衛隊の高機動車や軽装甲起動車などの展示、野方消防署のポンプ車乗車体験などのほか、木をこすり合わせて火を起こすワークショップを行った。なかなか火がつかなかった小学3年生は「うまくつかなくて悔しかった。今度はちゃんとつける。火がある時代に生まれて良かった」と話していた。警察犬が犯人役にかみついた時には「すげえ」「かっこいい」などの歓声が上がり、拍手が起こった。

 中野区観光協会観光協会理事長の宮島茂明実行委員長は「中野区は、小さくとも32万人都市。人口密集地での震災発生時にどのような行動がとれるかは経験や体験がものをいう。今回初開催で、来年この場所が整備されてしまうので開催できるかどうかはわからないが、中野区に働きかけて、ぜひ毎年何らかの形で開催していきたい」と話す。

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