中野四季の都市にある明治大学中野キャンパス(中野区中野4)307教室で12月10日、「なかの多文化共生フォーラム」が開催される。主催は明治大学国際日本学部山脇啓造ゼミ。
同フォーラムは中野区、中野区観光協会、中野区国際交流協会の協力の下、4回目の開催となる。今年のテーマは「グローバル時代の東京~外国人も日本人も住みやすいまちを目指して~」。
第1部は同ゼミの活動報告。今年行われた「田中大輔中野区長と外国人留学生の懇談会」や同区内でのボランティア活動の様子などを発表するほか、東京国際フォーラムで11月に開催された「多文化共生コンテスト」で発表した同ゼミのプレゼンテーションを再現する。
第2部は「中野区の多文化共生を考える~住宅問題の解決に向けて~」を議題としたグループワーク。同ゼミ4年生がこれまで行ってきた同区内の不動産会社へのインタビューや調査などを基に、参加者全員がロールプレーイングを通して、用意される一つの問題に対する解決策を考える。
山脇教授は「グローバル都市の実現を目指し、オリンピック・パラリンピック開催に向けた準備を進める東京都、そしてグローバル戦略によって海外からのビジネスパーソンや観光客を引きつけ、地域のポテンシャルを最大限に引き出そうとする中野区、それぞれにおいて多文化共生への関心が高まりつつある。このフォーラムでは、東京都や中野区の取り組みを振り返りつつ、外国人も日本人も住みやすいまちを目指すにはどうしたらよいか、明大生と地域が共に考える場としたい」と話す。
開催時間は13時30分~16時。参加無料。参加申し込み方法など、詳しくはフェイスブックで確認できる。