中野区の鍋横大通商店会(中野区中央3)と北海道今金町商工会(北海道瀬棚郡今金町)は2月13日、包括連携協定を締結し調印式を行った。
「首都圏と地方がタッグを組む新たな地域活性化」を目指した同包括連携協定。今年8月、毎年開催されている鍋横大通商店会主催の「なべよこ夏祭り」に今金町商工会が「今金男爵コロッケ」の露店で参加したことをきっかけに両組織関係者らが協議を続け、包括連携協定に至った。
今金町商工会では、観光による交流人口の拡大と地域経済の振興を目指して、昨年から「今金男爵」をはじめとする地域の特産品と観光を結びつけた「身近な観光農村いまかね」ブランドづくりに取り組む。今回の協定では鍋横大通商店会の近郊住民に的を絞って継続的にPRするほか、今金町の住民への鍋横商店会の立ち寄り需要の喚起や、今金町商店街での鍋横大通商店会会員の展示販売なども計画しており、今後は人の交流も視野に入れて活動するという。
提携に携わった中野区観光協会専務理事の塩澤清俊さんは「今金男爵で作ったコロッケはふんわりしていてコクがあって、本当においしい。いくつでも食べられる。鍋横近隣の人たちを中心に、今金町のことや今金男しゃくなどにたくさん興味を持ってもらいたい」と話した。