西武新宿線野方駅北口・北原通り商店街の大判焼き店「ひなさく堂 甘味処（どころ）」（中野区野方6、TEL 03-6362-2220）が4月26日、リニューアルオープンした。

（関連フォト）リニューアルした「ひなさく堂 甘味処」（外観）

　2003年に野方に開業し、2013年にはいったん練馬区に引っ越ししたものの、2015年9月1日には同地に復活した同店。ケロ焼きと呼ばれる大判焼きをメイン商品とし、2011年には「中野の逸品グランプリ おみやげ部門」で特別賞を受賞。これまで大判焼きを店頭販売していたが、新たにかき氷の販売を始めるとともに店内をリニューアルし、13席のイートインスペースを設置した。

　店主の石井裕（ゆたか）さんは「温かい大判焼きなので、特に冬にお客さんが多かったが、夏も冬もみんなに愛される店にしたくて、今回かき氷の販売に踏み切った。ドリンクや甘味もやるが、一年中かき氷と大判焼きが食べられるよう2本柱とし、店内で楽しめる空間を作った」という。

　提供するかき氷は、冬に自然の寒さだけでじっくり時間をかけて作られるという「八ヶ岳南麓高原湧水群」の天然氷を使用。メニューは「イチゴミルク」「抹茶あずきミルク」「キャラメルミルク」「ブルーベリーミルク」「マンゴーミルク」「カフェオレ」の定番6種類と、「やきいも」「かぼちゃ」「桜」などを題材に季節ごとに考える2種類のかき氷も検討し、常時8種類のかき氷が楽しめるようになるという。

　「天然氷は固いので薄く削るのが難しいが、可能な限り薄く削って本当のふわふわ感を実現した」と石井さん。「外国人や大人向けに新商品を考えるつもり。もうすぐ完成する野方のご当地日本酒とコラボしても面白いかも」とも。

　営業時間は10時～19時（平日は途中休憩あり）。木曜定休（祝日は営業）。