中野サンプラザ(中野区中野4)20階のレストラン「121ダイニング」と日本料理「なかの」で現在、「中野の森プロジェクト」寄付金付きランチメニューを提供している。
「中野の森」とは、中野区が2014年7月に同区の「なかの里・まち連携」先の一つである群馬県みなかみ町に取得した森で、同区内のCO2排出量を埋め合わせする「カーボン・オフセット」活動の拠点となっている。
現在、中野区民などから寄付を集め、5年間で約3万本の植林を行う計画を進めている。同区が「なかの里・まち連携」を行っている地方自治体はみなかみ町以外に福島県喜多方市、茨城県常陸太田市、千葉県館山市、山梨県甲州市があり、地方の都市と同区の両者がお互いの強みを生かして弱みを補うことによって、課題の解決をめざしていくことを目的としている。
今回の寄付金付きランチメニューは、「なかの里・まち連携」を行っている地方自治体から取り寄せた野菜や米を取り入れ、売り上げの一部を中野区環境基金へ寄付する試み。寄付金はみなかみ町「中野の森」での植林支援事業費に充てられるほか、喜多方市での間伐支援にも活用する。
レストラン「121ダイニング」の対象ランチメニュー「中野の森づくりランチ」(2,500円)は、牛ロースのステーキにショートパスタとデザートが付く。喜多方市のグリーンアスパラガス、みなかみ町のブランド米「水月夜」、常陸太田市のほうれん草、館山市のブロッコリーなどを使う。日本料理「なかの」の対象ランチメニュー「中野の森づくり御膳」(2,500円)は、常陸太田市のほうれん草、喜多方市のグリーンアスパラガスなどを使う。対象ランチは1日15食限定。
販売時間は11時30分~15時(ラストオーダーは14時30分)。5月31日まで。