ディノス(中野区本町2、TEL 0120-111-555)は2月28日から、被災地の自立復興を目的とした支援活動の一環として「石巻工房」のスツールやベンチを販売する。
高校生やボランティアが製作し、石巻のさまざまな場所に設置されたベンチ
「石巻工房」は、東日本大震災の津波による大きな被害を受けた石巻市に、地元デザイナーを中心とした関係者が2011年6月に設立した「地域のものづくりのための場」。被災した地域に必要なものを作ることで、産業を自ら生み出すことを目的とし、仮設住宅などでリサーチをしながら、「必要とされる」家具などを生産している。
家具は、アメリカ・インディアンがカヌーやトーテムポールに使っていた材料「カナディアンレッドシダー」で作られ、耐久性・恒湿性を考慮したものや、屋外でも使える素材を選んでいるという。家具のほとんどが無塗装仕上げで、木の「ぬくもり感」のあるシンプルなデザインが特徴。同工房の活動は「2012年度グッドデザイン賞ベスト100」「グッドデザイン復興デザイン賞」にも選ばれている。
価格は、ISHINOMAKI STOOL=8,800円、ISHINOMAKI BENCHI=14,800円ほか。
同社は同工房の家具を「ディノスオンラインショップ」で販売するほか、直営店舗「ハウススタイリング吉祥寺」(武蔵野市、TEL 0422-23-2291)でも販売予定。