シリア難民支援活動報告会「難民の子ども×教育=子どもたちが豊かな夢を描ける世界」が6月28日、国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(中野区本町1、TEL 03-5334-5350)本部で開催される。
(関連フォト)補習授業で図工をしながらアラビア語の数字を学ぶ子どもたちと先生
チャイルド・スポンサーシップによる地域開発や緊急人道支援などを行い、今年設立31年目を迎えた同NGO。JPF(ジャパン・プラットフォーム)の助成を受け、ヨルダンに逃れたシリア難民の子どもたちを対象に教育支援事業を実施している。
シリア難民の子どもたちは、紛争や長引く避難生活によるストレス、避難先コミュニティーでの学業や友達づくり、厳しい家計などのさまざまな問題に直面している。その解決のためにどのような支援を実施しているのかなどを、ヨルダン駐在スタッフ渡邉裕子さんの一時帰国に合わせ、活動報告会を行う。学習に困難を抱える子どもたちへの補習授業だけでなく、対象の子どもたちの心理面を考慮し、レクリエーション活動なども行う中、紛争の影響を受けている子どもたちがどのような状況で日々を過ごしているのかなども伝える。
渡邉さんは大学卒業後、一般企業に勤務。その後大学院に進学し、修了後はNGOからアフガニスタンの国連児童基金(ユニセフ)への出向、在アフガニスタン日本大使館、国際協力機構(JICA)パキスタン事務所などで勤務。2014(平成26)年11月にワールド・ビジョン・ジャパン入団。2015(平成27)年3月からヨルダン駐在。
開催時間は19時~20時30分。参加無料。定員は60人。参加申し込みはホームページで受け付ける。