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ポレポレ東中野で「誰がために憲法はある」上映 松元ヒロさんの「憲法くん」が映画化

井上淳一監督(左)と主演の渡辺美佐子さん © 「誰がために憲法はある」製作運動体

井上淳一監督(左)と主演の渡辺美佐子さん © 「誰がために憲法はある」製作運動体

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 映画「誰がために憲法はある」が現在、東中野の映画館「ポレポレ東中野」(中野区東中野4)で上映されている。

(関連フォト)渡辺美佐子さん(予告編のワンシーンから)

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 1952(昭和27)年鹿児島生まれ、コント集団「ザ・ニュースペーパー」の結成に参加し、村山富市元首相を演じ注目を集めたピン芸人・松元ヒロさんが20年もの間演じ続けている「日本国憲法」を人間に見立てた一人語り「憲法くん」を、「戦争を知る世代として、再び戦争の悲劇がこの国に起こらないように、この役を魂を込めた」というベテラン女優の渡辺美佐子さんが演じ、日本国憲法について考えるきっかけを与えてくれるドキュメンタリー映画。

 「憲法くん」は、「わたしというのは、戦争が終わった後、こんなに恐ろしくて悲しいことは、二度とあってはならない、という思いから生まれた、理想だったのではありませんか。そしてわたしの初心、わたしの魂は、憲法の前文に書かれています」と憲法前文を一気に暗唱する。「憲法とは何か?なぜできたのか?」という原点を見つめ直すことができる本作、原爆朗読劇を続けるベテラン女優陣が語る戦後、未来へ託す思いとは。出演者は渡辺さんのほか、高田敏江さん、寺田路恵さん、大原ますみさん、岩本多代さん、日色ともゑさん、長内美那子さん、柳川慶子さん、山口果林さん、大橋芳枝さんら、監督は井上淳一さんが務める。

 上映開始時間は週によって異なる(いずれも17時以降)。料金は、当日一般=1,700円、シニア=1,200円など。

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