明治大学中野キャンパス(中野区中野4)を拠点としている国際日本学部山脇ゼミは11月3日、東中野の明治大学付属中野中学・高校(東中野3)で「国際交流運動会」を開催する。
2008(平成20)年に新設され、2013(平成25)年4月の同キャンパス開校と同時に移転した同学部の中で、多文化共生や地域と世界を結ぶ活動をしてきた山脇啓造教授率いる山脇ゼミ。地域に開かれたイベントは今回7度目の開催で、スポーツをテーマにした交流イベントは初。中野区在住の外国人と日本人の交流を創出し、その先にある区民とのつながりをつくることを目的としている。テーマは「心の中の国境をなくそう!」。
山脇ゼミの学生がさまざまなスポーツ体験から吟味し決定したプログラムは、外国人がスポーツを通して日本の文化にも触れることができる「障害物競走」「綱引き」「大玉転がし」など。日本の運動会で行われるものが中心で、参加者全員での盆踊りも予定している。
イベント広報担当の山脇ゼミ・酒井優実さんは「国際交流運動会で、中野区の日本人・外国人が言語の壁を越えて交流することで、今後より交流する機会が増えるきっかけになればと思う。子どもから大人まで楽しめる運動会となっていますので、ぜひご参加ください」と呼び掛ける。山脇教授は「山脇ゼミが中野で活動を始めて7年目となるが、このイベントは今までで一番大きなイベントになる。一人でも多くの地域の皆さんに参加していただき、中野の多文化共生のまちづくりに少しでもお役に立てれたらうれしい」と話す。
開催時間は11時50分~16時。雨天開催(雨天時は同校体育館)。参加募集対象は中野区在住・在勤・在学の方(小学生以上)で、参加者全員の名前や国籍などを明記し、メール(yamawaki.seminar@gmail.com)で応募する。10月20日締め切り。