若年層の自殺をテーマとしたミュージカル「つまづいても」が12月16日、なかのZERO(中野区中野2)小ホールで上演される。
なかのZEROで若年層の自殺をテーマとしたミュージカル「つまづいても」公演
日本の自殺者数は年間2万人を超え、主要先進7カ国で最も高く、15~39歳では死因の1位となっていて、若年層の自殺が深刻な状況となっている。中野区では、2019年10月に「中野区自殺対策計画~いのちを守り、つまずいても再出発できるまち中野~」を策定し、若年層への自殺対策の推進を重点施策として掲げている。
同ミュージカルは若年層への自殺対策の推進の一環で、中野区は「ミュージカル鑑賞を通じて、自殺に至る経過やうつ病の知識、家族や友人など周囲の声の掛け方・関わり方、うつ病からの回復の過程を分かりやすく学ぶことができる」としている。ブラックバイトや生活の困窮、就活の悩みなどからうつ病を発症し、自殺寸前まで追い込まれた大学生が、医師や家族、友人らの力を借りて前に進むというストーリー。
開演は16時。入場無料。定員は450人(事前申込者優先、先着順)。