西武新宿線新井薬師前駅徒歩5分の新井薬師梅照院（中野区新井5）で12月28日、「餅つき大会・鏡もち作り体験」が開催される。

（関連フォト）以前開催時の様子

　同イベントは2014（平成26）年に始まり、2017（平成29）年は未開催のため今回で5回目。もともと本尊にお供えする鏡餅をつく同寺院内の年次行事として近隣住民の協力の下で続けられてきたが、2014年に寺院も会場となったイベント「とおりゃんせあらい」の開催を機に、寺院主催の開放した餅つき体験イベントが生まれたという。イベント当日は若手僧侶が中心となり餅つきを行うほか、餅つき体験や鏡餅作り体験も実施し、からみ餅や雑煮などを振る舞う。

　開催時間は10時30分～13時30分。2段重ねの鏡餅作り体験は10時30分～、11時30～、12時30分～の3回（参加費は一般＝1,000円、小学生以下＝500円）。餅つき体験は11時からで、何度でも体験できる（参加料は500円で小学生以下無料、雑煮とあんこもち付き）。11時30分にはウルトラマンゼロとの握手会も開かれる。

　同寺院は大和の国（奈良県）長谷寺を総本山とする真言宗豊山派の寺院で、正式名称は新井山梅照院薬師寺。ご本尊は弘法大師空海の手によるとされる薬師瑠璃光如来。1586年に僧の行春が堂宇を建てたことに始まり、1624年には徳川2代将軍秀忠の第5子である和子の方（後の東福門）が眼病を患って参詣し回復したとされる。以後、「子育て薬師」「眼（め）の薬師」とも呼ばれている。2013（平成25）年5月には火災により焼失した12神将が145年ぶりに復活、鎮座した。