東京テクニカルカレッジ（中野区東中野4）で5月28日、ジーンズメイト（渋谷区）西脇昌司社長による「2013春夏向けTシャツデザインコンテスト」最優秀賞授賞式が行われた。

Webデザイナー科1年生平塚詩歩さんの作品と最優秀賞を受賞した新牧成木さんの作品（右）の作品

　同コンテストは、全国の専門学校に在籍する学生を対象に、同社で販売するTシャツのデザインを募集、応募されたデザインの中から優秀作品10点を選定し、3月下旬から実店舗と同社通販サイトで販売を開始。ゴールデンウイーク明けまでの販売数上位3位までが最優秀作品となった。

　同校Webデザイナー科からも1年生の新牧成木さんと平塚詩歩さんの2人が優秀作品10点に選ばれ、新牧さんの作品が実店舗と同社通販サイトで売上を伸ばし、最優秀賞を受賞した。

　授賞式で西脇社長は「専門学校とのコラボレーションは初の試みだったが、大変よい企画だった。お題目は『売れるTシャツ』、ビジネス的に成功するものでなければならないというコンセプト。お客さまがリアルに選んだ作品、価値のある素晴らしい作品だった。今後もこのようなおもしろい取り組みを続けていきたい」と話した。

　同校の三上校長は「すぐに仕事に活かすことのできる教育を心がけている。学校の方針を貫いた結果として嬉しく思う」と話した。

　最優秀賞を獲得した新牧さんは「とても嬉しく思っているが、正直すごく驚いている。受賞作品はデザイナーとしての自分の好みのものではなかったので自信もなかった。ただ、西脇社長のコメントを聞いて、こだわったデザインよりもあまり手間をかけずに制作し、売れて儲かるデザインを生み出すこともビジネスとして大事なことだと感じた」と喜びと驚きを表現した。

　同校Webデザイナー科はこの受賞を機に、今後もウェブに関わらずデザイン力を試すコンテストなどへの応募に積極参加するとともに、「オリジナルTシャツを作ろう」などの内容でオープンキャンパスも開催する予定。