鍋屋横丁近くの「手打ちうどん四国屋」（中野区中央4、TEL 03-3382-4598）で12月19日から毎月第3日曜、子ども食堂「中野食堂」が行われる。主催は中野食堂運営委員会。

（関連フォト）子ども食堂「中野食堂」ポスター

　「子どもがひとりで安心して来ることができる食堂」をコンセプトとした同食堂。「四国屋」おかみで同会代表の山橋美恵さんは「自分自身がシングルマザーの当事者でもあり、以前から子どもの貧困問題にとても強い関心を持っていた。そうした中で、新型コロナウイルス感染拡大という経験したことのない社会になり、子どもたちを取り巻く厳しい環境に、居ても立ってもいられなくなり、賛同くださるいろいろな人たちと一緒に立ち上がった」という。

　第1回はカツカレーを約200食分用意し、誰でも店内で食べられるほか、テークアウトも可能。サラダも提供する予定。山橋さんは「ひとりぼっちで食べる食事を減らし、温かいごはんをおなかいっぱい食べられる、地域の中で安心できる居場所になればうれしい。せっかく来てもらったのに提供できなくなることは避けたいので多めに準備する。『中野食堂』という名前に恥じぬよう、より多くの子どもたちを包み込めたら」と話す。

　開催時間は11時30分～14時。毎月第3日曜に実施予定。年末年始企画として、12月30日17時～19時にはカレーを、大みそかの17時～19時には年越しそばを、元日12時～14時には雑煮を、それぞれ提供する予定。