中野区立中野東図書館(中野区中央1、TEL 03-5937-3559)が2月1日、中野坂上交差点近くの複合施設「みらいステップなかの」にオープンした。
(関連フォト)山手通りに面している中野区立中野東図書館エントランス
本町図書館と東中野図書館の廃止で新たに開設された同図書館。施設面積は3,021平方メートルで、蔵書数は約17万冊(開架児童図書=4万冊、開架一般図書=6万冊、閉架図書=7万冊)。閲覧席数は313席で、自習やパソコン利用可能席176席も備える。教育センターや子ども・若者支援センター、区立中野東中学校も併設の複合施設の7階・8階・9階に入り、1階との間はエレベーターや階段などで行き来できる。
7階は「子どもフロア」で、「こどものへや」「赤ちゃん絵本コーナー」「授乳室」「ティーンズルーム」「YAコーナー」「こどもラウンジ」のほか、予約した本の受け取り窓口がある。7階では、子どもたちにより本に親しんでもらおうと、子どもと保護者の読み聞かせなどで声を出しながらの読書活動ができるほか、森林環境譲与税を活用して製作したシンボル「ログハウス」を設置。8階は「一般フロア」で、「新聞雑誌コーナー」「地域行政等資料コーナー」のほか、中野区ゆかりの作家である芹沢光治良のコレクションを常設展示するコーナーもある。9階は「コワーキングコーナー」で、上限3時間利用可能なフリースペースのほか、「ミーティングルーム」や「オンラインデータベース検索コーナー」を用意している。複合施設の1階には、エントランスのほか駐輪場や障がい者等専用駐車場、情報提供コーナー、返却用のブックポストを設けた。
開館に合わせ2月1日から、館内イベントを開始。「ナカノさんを探せ!」「ログハウスの名前募集」「中学生高校生と選ぶ『好き』な本選手権」「ロシアの人たちが描いた新美南吉のお話『てぶくろをかいに』絵本表紙展」を開いているほか、「はぴりすとぴよぽんのぬり絵で遊ぼう!」「図書館で開こう!こどもの表現と創造の力」「就活スタートセミナー」参加者も募集している。
開館時間は9時~21時。