暮らす・働く

新井・薬師あいロード商店街に認知症やその家族向けサロン 地域一体で取り組む

「Dサロン・オハナ」を運営するNPO法人ピクニックケアの宮原和道理事長とサロン参加者

「Dサロン・オハナ」を運営するNPO法人ピクニックケアの宮原和道理事長とサロン参加者

  • 56

  •  

 認知症の人やその家族のための相談サロン「Dサロン・オハナ」が4月4日、新井薬師「梅照院」の南側参道「薬師あいロード商店街」のコミュニティースペース「あいロード広場」(中野区新井1)で始まった。

(関連フォト)宮原和道理事長と会場となる「あいロード広場」外観

[広告]

 中野区の認知症地域支援推進事業の一環で立ち上げた同サロン。ケアマネジャーや社会福祉士などの専門相談員を配置し、週1回ペースで認知症のこと、家族のこと、地域との関わりのことなどを相談できるスペースを運営する。同サロン運営責任者のNPO法人ピクニックケア宮原和道理事長は「オハナとはハワイ語で仲間や家族という意味。サロンといってもそこでは何もしなくていい、ただそこにいるだけでいい場所。認知症の方や家族の方にとって仲間や家族のような存在でありたい。気軽に安心して、必要な時にだけその場で相談できる場所を作りたかった」と話す。

 個人宅の一部を「あいロード広場」として提供している中野区商店街連合会の星野新一副理事長は「この商店街もそうだが、中野区の商店街全体的にもこのような課題に取り組みながら、にぎわいを取り戻していかなければならない。認知症対策については、わりと取り組みやすい課題でもあったので、区商連では認知症サポーター養成講座なども進めながら、地域コミュニティーの中枢を担っていきたい」と話す。

 開催は基本的に月曜の13時~16時(4月25日は休み)。

 区の認知症地域支援推進事業では今後、「東中野キングス・ガーデン」(東中野4)の「寄り添いカフェ」、「しらさぎ桜苑」(白鷺1)の「ささえさんプラザ」、川島商店街の「コスモ会館」(弥生町3)などに相談スペースを展開する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース