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東中野のカフェ「ポレポレ坐」で実験的映画の上映イベント 特別上映プログラムも

アラン・セクーラ&ノエル・バーチ制作の「忘れられた空間(A Forgotten Space)」のワンシーン

アラン・セクーラ&ノエル・バーチ制作の「忘れられた空間(A Forgotten Space)」のワンシーン

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 東中野の映画館「ポレポレ東中野」に併設のスペース&カフェ「ポレポレ坐」(中野区東中野4)で4月28日~30日、世界中の「境界線上の映画」上映イベント「Experimental film culture vol.4.0 in Japan ~ポレポレオルタナティブ」が開催される。

(関連フォト)実験映画の上映会「Experimental film culture vol.4.0 in Japan」ポスター

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 同イベントは、映像作家の鈴木光さんを中心に、ポレポレ東中野の石川翔平さん、写真家の西澤諭志さんがキュレーションを務める映画上映イベント。2019年10月に吉祥寺「ArtCenterOngoing」で初開催し、第2弾、第3弾、昨年11月の「vol.3.5」に続き今回は「vol.4.0」という位置付け。ポレポレ東中野の石川さんによると「記憶」「風景」「土着」「ルーツ」といった作家の要となるテーマを、別の角度から俯瞰(ふかん)で観察するような上映作品を集めたという。

 上映するのは、写真家のアラン・セクーラと、批評家のノエル・バーチさんが共同で2010(平成22)年に制作しコンテナ輸送という視覚的モチーフを主題に物流網としての「海」や「港」を多角的に考察た「忘れられた空間(A Forgotten Space)」、作家・崟利子(たかしとしこ)さんの伊丹シリーズ、メキシコの廃虚となったリゾート地を見つめたミコ・レベレザとカロリーナ・フシリエル制作の「沈黙の情景」、ポーランドのウッチ映画大学在学中の慶野優太郎さんの作品「トーシャ 太陽の旅」など、東京の美術シーンでストイックな映像表現を続ける斎藤玲児さんの作品「9」「17-2」など。

 そのほか、「山形国際ドキュメンタリー映画祭2021」からミコ・レベレザとカロリーナ・フシリエル制作の「沈黙の情景」を国内初となるスクリーン上映するなど、特別上映も行う。

 料金は、1回券=1,500円、3回券=3,600円、フリーパス=7,000円(10枚限定)。各回定員制(予約者優先)。

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