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「ギャラリー冬青」で写真家・渡部さとるさん写真展 アジアの小島巡り

渡部さとるさん写真展「午後の最後の日射」メインビジュアル © Satoru Watanabe All Rights Reserved

渡部さとるさん写真展「午後の最後の日射」メインビジュアル © Satoru Watanabe All Rights Reserved

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 写真家・渡部さとるさん写真展「午後の最後の日射」が5月6日、中野の「ギャラリー冬青」(中野区中央5、TEL 03-3380-7123)で始まった。

(関連フォト)「ギャラリー冬青」外観

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 渡部さんは1961(昭和36)年、山形県米沢市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ、報道写真を経験。同社退職後、スタジオモノクロームを設立。フリーランスとしてポートレートを中心に活動。2006(平成18)年より同ギャラリーで作家活動を本格的に開始。2007(平成19)年にはパリにあるケ・ブランリー美術館主催の国際フォトビエンナーレに参加。米国やギリシャでも写真展を開催している。

 同展では渡部さんが1990(平成2)年から8年間ほど、アジアの小さな島を巡った際に撮影した銀塩プリント作品27点を展示する。渡部さんは「現地に行くまで目的地を決めない」「移動はできるだけローカルなものを使う」「モノクロで撮る」というルールを決め、タイ、マレーシア、フィリピン、シンガポール、インドネシア、沖縄で撮影。「その時の写真は2000年に自費出版で写真集にしたが、写真展という形で発表したことはなかった。残っているプリントはそれぞれ1枚ずつしかない。写真集を作った後、他のプリントはすべて捨ててしまった」と言う。

 開廊時間は11時~19時。日曜・月曜・祝日休廊。今月28日まで。

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