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「中野こども空間」が20周年記念で絵本を出版 「自分らしさ大事に」伝えたい

絵本「なかのくきたのはらの おはなし テントウミツバチバッタカマキリクワガタムシ」

絵本「なかのくきたのはらの おはなし テントウミツバチバッタカマキリクワガタムシ」

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 NPO法人「中野こども空間」(中野区若宮1)が絵本「なかのくきたのはらの おはなし テントウミツバチバッタカマキリクワガタムシ」をマイティブック社(杉並区)から出版して1カ月がたった。

(関連フォト)絵本「なかのくきたのはらの おはなし テントウミツバチバッタカマキリクワガタムシ」メインビジュアル

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 2000(平成12)年8月に新谷順子さんが、「子どもが子どもとして、子どもらしく伸び伸びと生きることを具現化したい」という思いを基に中野区に設立した同団体。「子どもの居場所づくり」をテーマに、地域に住む親子がコミュニケーションする居心地のいい居場所を作ることを事業目標にし、中野区を中心に、児童館の休日開放事業や図書館での料理教室など地域の子どもたちとさまざまな活動を行っている。今回、同団体設立20周年を記念して企画した絵本プロジェクトにマイティブック社が賛同し、出版にこぎ着けた。

 絵の担当は、沖縄在住のイラストレーター・しんたにあきこさん。しんたにさんは大手通信会社勤務から一転、アーティスト活動を始め、独自の世界観でイラストや絵本、子ども向け遊具のペイントなどを手がける。ネイルアーティストとしても活動する。文の担当は絵本作家のシーナ・タノさん。世界の図書館を巡りながら子ども向けの話を執筆している。作品に「ふしぎなきょりゅうはくぶつかん」(ポプラ社)、「なまえのおはなし」(マイティブック)など。

 同団体の広報担当は「活動の中で子どもたちに伝えてきたのは『自分らしさや自分を思う気持ち』といった自己肯定感の大切さ。こうして誕生した絵本には、当方の20年を越える子どもたちへの温かいまなざしと強い愛情が込められている」と話す。

 B5サイズ、24ページ。定価は1,800円。

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