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中野れきみんで企画展「大河原家文書」 大名の花押付き書状や脇差しも

大河原家伝来の脇差し

大河原家伝来の脇差し

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 企画展「大河原家文書(おおがわらけもんじょ)」が7月12日、江古田二丁目バス停近くの山崎記念中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん、中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)2階「企画展示室」で始まった。

(関連フォト)5代藩主・前田綱紀から発せられた知行宛行状(ちぎょうあてがいじょう)

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 大河原家は1639(寛永16)年に加賀藩(現在の石川県と富山県にまたがり江戸時代に存在した藩)の藩主・前田光高との主従関係が成立した武家で、2003(平成15)年に当時中野区在住だった大河原家末裔(まつえい)から武家文書と美術品などを寄贈を受けており、同展では館蔵品となっている大河原家文書を展示。「近世から現代にかけて武士たちがどのように社会を生き抜いたのか」というテーマを、当時の時代背景とともに考える。

 展示品は中野区指定有形文化財で、加賀藩の4代藩主・前田光高や5代藩主・前田綱紀の花押が付いている知行宛行状(ちぎょうあてがいじょう)などの江戸時代の文書やびょうぶ、幕末維新の書状や大河原家当主の写真、明治時代の石川縣からの家督相続許可状などのほか、大河原家伝来の脇差しなど、時代背景パネルなどを交えて時系列で展示している。

 開催時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。8月31日まで。希望者には大河原家伝来二曲屏風獅子をモチーフにした2種類のしおり1枚を進呈している。

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