館蔵品展「中野でめぐる郷土玩具の旅」が9月1日、江古田二丁目バス停近くの山崎記念中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん、中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)1階「企画展示室」で始まった。
木や紙、土など身近な素材で作られた、暮らしの中から生まれた郷土玩具。旅の記念としても親しまれてきた47都道府県の郷土玩具を、北海道「アイヌ人形」、新潟県「三角だるま」、岡山県「吉備津のこま犬」、高知県「鯨車」、沖縄県「琉球古典焼き象」など玩具の実物約700点の玩具と本や写真など約100点をパネル展示などで補足しながら、北海道から九州地方まで地方ごとに分けて展示している。
同館広報担当者は「地域を象徴する玩具をはじめ、一定の地方に広がるこけしやきじ車、各地に見られるだるまや姉様人形などのほか、昭和時代の土産物の人形や観光絵葉書、観光案内書も展示。日本全国津々浦々、郷土玩具の旅を楽しんでほしい」と話す。
開催時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。10月30日まで。希望者には数量限定で鹿の折り紙やこけしの折り紙を進呈している。