中野区在住の新成人を対象とした「中野区二十歳のつどい」が1月9日、中野サンプラザホール(中野区中野4)で開催された。
(関連フォト)檀上の来賓(左から酒井区長、内川議長、加藤選挙管理委員長、入野教育長)
2022年度で20歳を迎えたのは2688人。2022年4月1日から成年年齢が20歳から18歳に変わった関係で、式典の名称も「成人のつどい」から変更となり、また中野サンプラザが今年6月に閉館することが決まっている関係で、同施設のホールでは最初で最後の「二十歳のつどい」の開催となった。コロナウイルス感染拡大防止の観点から、昨年同様郵便番号164で始まる新成人が参加する12時30分~と、郵便番号165で始まる新成人が参加する15時30分~の2部制で開催。同イベントの準備を行ってきた実行委員14人が登壇した。
実行委員の一人は「今年のテーマは『ムーブオン』、新たな一歩と可能性。一歩踏み出す時、つらいこと、悲しいことをたくさん経験する。そんなとき、私たち一人一人には無限の可能性があるということを思い出してほしいと願い、このテーマにした。私たちには仲間がいることを忘れないでほしい」と話す。
2部とも国歌清聴・区歌静聴を行い、酒井直人中野区長、内川和久中野区議会議長らが登壇し、祝辞を述べた。酒井区長は「ますますこれからの若者が世界で活躍する可能性に、大いなる希望を抱いている。コロナ禍による身の回りの急激な変化で私たちの生活がさらされることを経験した。皆さんは今、その経験を生かしながら、しなやかに生きていってほしい。このような不確実性の時代、人と人とのつながりをますます大切にしてほしい」と話した。内川議長は「家族、友人をはじめ、皆さんを優しく、時に厳しく見守り、支えてくれた人たちのおかげ。そのことへの感謝の気持ちを忘れないでほしい」と話した。
式典後、実行委員制作によるアトラクションが始まった。中野に関するクイズ大会や、お笑い芸人・おいでやす小田さんやお笑いコンビ・チョコレートプラネットの2人がビデオに登場し、自分たちの20歳ごろの失敗エピソードなどを交えたエールを送った。
2部とも、式典は滞りなく行われた。