中野の「ギャラリー冬青」(中野区中央5、TEL 03-3380-7123)で1月6日、写真家・公文健太郎さんの写真展「耕す人」が始まった。
公文さんは1981(昭和56)年生まれ。ルポルタージュ、ポートレートを中心に雑誌、書籍、広告で活動。同時に国内外で「人の営みがつくる風景」をテーマに作品を制作。近年は日本全国の農風景を撮影した「耕す人」、川と人のつながりを考える「暦 川」、半島を旅し日本の風土と暮らしを撮った「光の地形」を発表。また2022年には瀬戸内の島に起こる過疎化をテーマにした写真集「眠る島」をドイツKehrer(ケーラー)社から出版。2012(平成24)年、日本写真協会賞新人賞受賞。
公文さんは約10年前から「耕す人」を撮り続け、2016(平成28)年にはキヤノンギャラリーS(港区)で写真展を開催。同展は過去の作品と未発表作品合わせて29点を展示するほか、完売済みの写真集「耕す人」のプリントも用意する。公文さんは「小さな展示だが、ぜひプリントを味わいに来ていただければうれしい」と話す。
開廊時間は11時~19時。日曜・月曜・祝日休廊。1月28日まで。