鹿児島食材をメインに使ったメニューを用意する居酒屋「むじゃき新中野」(中野区中央4)が5月27日、地下鉄丸ノ内線新中野駅近くにオープンした。
阿佐ケ谷の居酒屋「はしゃぎ処 にこ壱」(杉並区)の2号店。席数は、カウンター=10席、テーブル=8席。「にこ壱」は2016(平成28)年、西荻窪に本店を構える「焼きとり よね田」の中野店初代店長を務めた神薗健吾さんが独立して開いた店で、神薗さんは「数年前から2号店の構想はあったが、新型コロナの影響で事業の拡大ができなかった。コロナもだいぶ落ち着いたので、中央線沿線で物件を探していたが、最もしっくりくる新中野の物件に決めた」と話す。
フードメニューには、神薗さんの両親の出身地で鹿児島を応援したいとカツオや黒さつま鶏、霧島高原の黒豚、むじょかサバ、養殖カンパチ、ビワやサツマイモ、赤土じゃがいも、黒糖など、同県産の食材を中心に使う。「カツオのわら焼き」「黒さつま鶏のヨダレ鶏」「黒豚のロース炭焼き」「カンパチの照り焼き」「むじょかサバのシメサバあぶり」などのほか、「自家製さつまあげ」「鶏からあげ」「ウド納豆」「チーズ豆腐」などの一品も用意する。
ドリンクメニューは、キリンラガー生などのビール類、鹿児島AKAYANE山椒(さんしょう)サワーなどのサワー類、鹿児島の「錫釜(すずかま)」「だいやめ~DAIYAME~」「一粒の麦」などの芋焼酎や麦焼酎、「知覧茶割り」「知覧紅茶割り」などのお茶割りのほか、都立家政にある「フタバフルーツ」(若宮3)とコラボした「甘夏ヨーグルト酎」「すいかサワー」「酵素苺ちゃんサワー」「フタバハイボールむじゃきんぐ」などを用意する。
「性別にかかわらず一人客が気兼ねなく入れるように、明るく清潔感のあるしつらえにした。ファミリーでもカップルでも仲間同士でも気軽に利用してほしい」と店長を務める鈴木俊平さん。神薗さんは「阿佐ケ谷にこ壱は元気でにぎやかな店をつくったので、経営者的には、こちらの店では落ち着いた感じを出したかった」と話す。
営業時間は17時~24時。