エチオピアカレー専門店「サファリ・カレーショップ」(中野区中野2)が中野駅南口・千光前通りにオープンして、3周年を迎える。
2020年7月29日に同地にオープンした同店は、エチオピア人のワンダサンさんが独自のスパイス配合などをして考案した、エチオピアの国民食と言われるカレー「ドロワット」をメインメニューとして提供。テークアウトにも応じてきた。店内はカウンターのみ5席。オープン当時から店長を務める安部美紀さんが現在は店主となり、店舗を切り盛りしている。
現在はワンダサンさんが配合したドロワットではなく、安部さんがオリジナルで配合したスパイスのドロワットを提供する。ドロワットの要というエチオピアのガラムマサラこと「バルバレ」をふんだんに使い、「インドやネパールにはないエチオピアのミックススパイスが堪能できる」(安部さん)と言う。「ワンダサンさんが忙しくなってしまいオリジナルスパイスを提供していただくのが難しくなってしまった。独自のスパイス配合を試みて大変だったが、ワンダサンさんのドロワットの味にやっと近づいてきたものが完成した提供でき始めた」と振り返る。
フードメニューは、ビーンサラダやゆで卵付きの「ドロワットスペシャル定食」(1,390円)、2種類のルーを楽しめる「2種類のカレー」(1,250円)、2種類のルーと羊のすね肉のスープ「2種類のカレーとクックル定食」(1,790円)、各種単品や激辛W定食、「ちびっこカレー」「ちびっこトマトカレー」(以上、200円)なども用意する。ドリンクは、「キリン一番搾り」や「マンゴービール」、生レモンサワー、ハイボールなどのアルコール類、オレンジジュースやマンゴージュースなどのソフトドリンクなど。マンゴーヨーグルトなども提供する。
安部さんは「スパイシーカレー好きな常連さんに支えられつつ、最近では小さい子ども連れのファミリーにもご利用いただけることが多くなった。『あべちゃんのドロワット』もだいぶ完成に近づいてきたが、まだまだ深みを増していきたい」と話す。「サファリカレーでみんな元気になってほしい。2階も店舗として拡張し、これからより一層『おいしい!たのしい!スパイシー!』なカレーをお届けするよう精進する。4年目も応援してほしい」と呼びかける。
営業時間は11時~21時30分(火曜・木曜は14時まで)。水曜定休。