リユース容器を活用した容器シェアリングサービス「Megloo(メグルー)」の実証実験が7月24日から5日間、中野セントラルパーク(中野区中野4)や中野マルイ(中野3)で行われた。
カマン社(神奈川県鎌倉市)が提供するリユース容器「Megloo」を中野セントラルパークに出店するキッチンカーや中野マルイの飲食店のテイクアウト容器と置き換えることで、使い捨てを減らすそうという実証実験。キリンホールディングス(中野4)、丸井グループ(中野4)、同パークを運営する東京建物(中央区)の3社が共同で行った。
キリンホールディングスは加盟している国際NPO法人AEPW(Alliance to End Plastic Waste)が目指す循環型経済促進に向けたシングルユースプラスチックの削減実現のために選定したカマン社を支援。丸井グループも、2020年度から開催しているスタートアップ企業とのオープンイノベーションプログラム「Marui Co-Creation Pitch」の第3回大会で優秀賞を受賞したカマン社を支援した。東京建物は実証実験の場として、5日間合わせて35台のキッチンカーが出店し多くの利用者がいるセントラルパークを提供した。
AEPW日本・韓国統括の穴田武秀さんは「課題解決に向けたカマン社の革新的なプラットフォームを会員企業のキリンホールディングス社とともに、サポートしていく。実証実験を検証し、行政や多くの企業を巻き込んだ東京都における成功モデルの構築を目指す。同時に、2025年に開催が予定される大阪万博をはじめ大規模イベントへの水平展開も目指す」と話す。
回収ボックスに返却された「Megloo」の容器はカマン社が回収・洗浄し、再度キッチンカーなどに提供。繰り返し使ってもらう。