館蔵品展「むかしの道具の工夫」が現在、山崎記念中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん、中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)1階特別展示室で開催されている。
暮らしの中にある道具の仕組みや工夫を探り、移り変わりをたどる同展。中のろうそく立てがくるくると回る持ち運べるあかり「ガンドウ」、大きな輪を回して糸を作る「糸車」など、なじみが薄くなってしまったものの時代を支えてきた昔の道具の仕組みや工夫、移り変わりを学ぶ。
展示会場では約100の道具を「第1章 これなぁに?不思議な形の道具」「第2章 工夫がいっぱい衣食住の道具」「第3章 工夫をかさねて進化した道具」「第4章 夏の暮らしと冬の暮らし」などのカテゴリーに分けて説明パネルと共に展示しているほか、「第5章 むかし話にも登場する道具」コーナーでは、「つるの恩返し=機(はた)」「さるかに合戦=臼(うす)」「笠(かさ)地蔵=笠」「鉢かつぎ=木鉢」「たぬきの糸車=糸車」「カチカチ山=火打石・火打金・背負いはしご」「舌切り雀(したきりすずめ)=握りハサミ・糊刷毛(のりばけ)・葛籠(つづら)」という形で、イラストと共に道具を展示する工夫をこらす。
開催時間は9時~17時。月曜、第3日曜休館。入館無料。10月1日まで。