奨学資金の給付事業や職員・社会教育指導者に対する研究費援助事業などを行う中野区教育振興会(中野区野方1)が1月12日、中野区役所で「中野区ものしり博士」授与式を開いた。
昨年11月26日に中野区産業振興センターで行われた「第10回中野区検定」は過去最高の75人が受験。出題内容は、中野に関する歴史、地理、文化(観光も含む)などで、4者択一マークシート方式。出題が人口、地理、歴史、史跡、交通などのほか、中野区が行っている事業、取り組みなど、中野区に関わりのある芸能や著名人、サブカルチャーに至るまで広範囲に及んだ中、受験した人のうち上位9人が中野区「ものしり博士」号を取得した。
受賞者は、6回連続受賞した中村鉄也さんのほか、種市光江さん、潮田勇さん、石川祥二さん、佐藤加奈さん、北村央子さん、田島実恵さんと、授与式に欠席した2人で、それぞれ同振興会の安藤文隆会長から認定書が手渡され、野田宏子検定員会委員長から「中野区ものしり博士」バッジが進呈された。中村さん、種市さん、潮田さんは3回以上受賞しているため、今回から新たに設定された特別な「特級ものしり博士」の称号も手にした。
酒井直人中野区長、酒井たくや中野区議会議長、入野貴美子教育長が祝辞を述べた。酒井区長は「私も第1回の受賞者だが、初回は簡単だった。年々難しくなっているので、皆さんのことを本当に尊敬する」と話した。6度の受賞で「特級ものしり博士」の称号を手にした中村さんは「思いもよらずこのような特別な称号を頂けて本当にうれしい。これからも続けても良いならば続けていきたい」と話した。