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中野れきみんで「食べる」の道具展 土器から弁当箱・宴の道具など200点

屠蘇器や枡など

屠蘇器や枡など

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 「山崎記念中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん)」(中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)1階特別展示室で4月23日、館蔵品展「『食べる』の道具」が始まった。

(関連フォト)館蔵品展「『食べる』の道具」

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 暮らしの中で一番身近な存在の「食べる」をテーマに、暮らしのさまざまな場面で登場する調理道具や食卓に上がる食器など、古代から現代に至る食べるための道具約200点を展示し、歴史と移り変わりをたどることを目的に開く。

 会場は、縄文土器や弥生土器などを展示する「遺跡で見つかった食の道具」、飯櫃(めしひつ)や弁当箱などを展示する「大正・昭和 日々の暮らしの道具」、陶磁器や漆器類などを展示する「宴-うたげ-の道具」、ひな祭りや節分などの道具を展示する「行事と食の道具」、堤重(さげじゅう)や箱膳(はこぜん)などを展示する「楽しいしかけの道具」のエリア分けて展示。5月2日・12日・25日には、体験イベント「知恵の詰まった道具」も行う。

 開館時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。6月15日まで。

 同館には、江戸時代末期の1841年に建てられ、6畳の茶室と書院、8畳の客室から成る建造物があり、現在、一般公開している。庭園には日本画の題材としても好まれた中国唐代の層・寒山と拾得の石像、8代目・喜作さんの喜寿を祝う記念碑のほか、1868年に上野戦争で敗れた彰義隊が木の下で休んだといわれている樹齢約500年のシイノキもある。かつてこの庭園は、茶道をたしなむ上流階級の迎賓館的な役割を担っており、徳川御三卿の田安家なども訪れたといわれている。

 公開時間は9時~16時(荒天の場合は非公開の場合あり)。入場無料。5月5日まで。

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