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中野「ギャラリー冬青」で写真家・加納満さん「なにかを伝えてきた」写真展

全ての線を切られて電流を流すことがなくなった電柱の写真

全ての線を切られて電流を流すことがなくなった電柱の写真

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 写真家・加納満さん写真展「Personal Signals」が5月31日、中野の「ギャラリー冬青」(中野区中央5、TEL 03-3380-7123)で始まった。

(関連フォト)「ギャラリー冬青」外観

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 加納さんは1961(昭和36)年、岡山市生まれ。写真家・天晶雅彦さん、奥宮誠次さんに師事し、1985(昭和60)年に加納満写真事務所を設立。主に広告写真を生業としている。

 写真展開催に際し、加納さんは「全ての線を切られて電流を流すことがなくなった電柱。紛れもなく電柱であったものを見続けることで、それが何かを発しようとするアンテナのように見え始めた。撮るにしろ、見せるにしろ、表面だけで存在することが写真の本質でありその奥底などない。だが、ごく稀に、見続けることで増していく何かしらの意識が、その写真からの静かな主張ではないかと感じると言えば、私と写真との関係性が少し見えてくるだろうか。今回は、それら私に向けて何かを伝えてきた写真をまとめてみた」とコメントを寄せている。

 開催時間は11時~19時。日曜・月曜・祝日定休。観覧無料。6月29日まで。6月8日にはトークショー、同29日にはクロージングパーティーを予定している。

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