写真家・綿谷達人(わたたにたつひと)さん写真展「Rohingya-私たちにできること」が7月5日、中野の「ギャラリー冬青」(中野区中央5、TEL 03-3380-7123)で始まる。
綿谷さんは1996(平成8)年、埼玉県生まれ。立教大学在学中に写真を独学で学ぶ。卒業後はフリーランスフォトグラファーとして活動し、SNSコンテンツなど商業写真などを撮影する一方、ジャーナリストと共に取材したり撮影したりするなど、幅広いジャンルで活動している。2018(平成30)年には「Nature4Climate #The forgotten project” 日本アンバサダー」に選出、2019年には撮影に携わったロヒンギャを描いたドキュメンタリー作品「The scar of genoside」が国際平和映像賞でグランプリを受賞。2020年「第4回 IAJインフルエンサーアワード」にノミネート。
同展開催に際し、綿谷さんは「世の中にある問題は全員が解決に向けて努力すれば、そんなに大きな問題ではなくなるのでは。いまだに何が正解か、分からない。自分には何ができるのだろうかーーそう自分自身に問い続けている。まずは、自分にできることをする。今回の写真展で、私の写真が一人でも多くの方々にとって、『ロヒンギャ問題』を知るきっかけになれば」とコメントを寄せる。
ギャラリー店主の野口奈央さんは「写真展は『Photo Exhibition for Better』シリーズの1回目として開く。当シリーズでは年に一度、写真の力を通して『地球環境や社会に対して、今より少しでもよい影響を与えるきっかけ』になる写真展を開く予定。特定のテーマにとらわれず、ギャラリー冬青としてその時々に大切だと思う国内外の社会課題を取り上げ、当シリーズの会期中、写真展の売り上げから10%を、その課題に関する活動へ寄付する」という。
開催時間は11時~19時。日曜・月曜・祝日定休。観覧無料。7月27日まで。