ガラスアーティスト早川和明さんの個展「-泡沫-」が7月20日、中野ブロードウェイ(中野区中野5)4階のアートギャラリー「Gallery リトルハイ」で始まる。
早川さんは1983(昭和58)年、長野県出身。2006(平成18)年「INORI GLASS」石岡大和さんに師事、「Sow GLASS Studio」を長野県に設立。2009(平成21)年、米国オレゴン州ポートランドに単身渡米。2013(平成25)年、志賀高原ロマン美術館で個展。2015(平成27)年と2016(平成28)年には独国で個展、2018(平成30)年には安曇野アートヒルズミュージアムで、2020年には在ウクライナ日本国大使館主催で個展。現在はドイツに在住し、ドイツと日本を拠点として活動中。
ギャラリー店主の小高均さんは「小さなガラスの球を覗き込むと、そこには無数の星々が煌めき、銀河が広がり、広大で神秘的な宇宙の風景が見えてくる。それは幻想的な色彩を放ちながらまるで生きているかのように表情を変え輝いている。その姿はどこか儚くそして美しい。早川さんの作品は、透明度が高いガラスを高温の炎で溶解し、金や銀などの鉱物で色と模様を付けていき、ガラスの内側に宇宙を表現している。その作品は光の屈折により、小さなガラスの中に、大きな世界が現れる。ガラス球の中に果てしなく広がる美しい宇宙を眺めながら、自分自身の内なる宇宙を感じてみてほしい」と話す。
開催時間は12時~17時。水曜休廊。7月28日まで。