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中野氷川神社例大祭 旧中野村のみこし20基超が山手通りなど練り歩く

中野通りを北上する囲桃園の大みこし

中野通りを北上する囲桃園の大みこし

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 旧中野村の総鎮守社である中野氷川神社(中野区東中野1)の例大祭が9月15日、開催される。

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 毎年恒例となっている中野氷川神社の祭礼は、各町会からみこしや山車が出て街を練り歩く由緒ある祭り。現在の中野区は江戸時代の12の村の集合体で、中野村・本郷村・雑色村・江古田村・片山村・上高田村・新井村・上沼袋村・下沼袋村・上鷺宮村・下鷺宮村、本郷新田村(本郷村から分離)から成り、1932(昭和7)年にそれぞれ村が合併した中野町(中野村・本郷村・本郷新田・雑色村)と野方町(江古田村・片山村・上高田村・新井村・上沼袋村・下沼袋村・上鷺宮村・下鷺宮村)がさらに合併し誕生した。同例大祭は旧中野村の祭りという位置付け。

 旧中野村内の氷川、小瀧、川添、小住、鍋横、打越、文園、橋場、桃園、宮桃、仲町、上町、塔山、昭和など同神社の氏子35町会のうち、約20町会のみこしが登場。青梅街道や山手通り、中野通りや早稲田通りなどの大通りの片側車線を使って数基の連合みこしなども運行。中野サンモールや中野ブロードウェイ(1階)、中野セントラルパーク周辺なども旧中野村内に立地しているため、みこしが練り歩く。同神社境内にある神楽殿では狂言や歌謡大会などが行われ、露店なども多く出店するほか、夕方には同神社内に数基のみこしが宮入りする。夜には女みこしが登場するところもある。

 中野氷川神社の祭神は素佐之男命(すさのおのみこと)・奇稲田姫命(くしなだひめ)・大己貴命(おおくにぬし)。創建は1030年といわれ、後一条天皇の御宇、源頼信が平忠常征討の際、武蔵国一宮大宮氷川神社より勧請(かんじょう)したもの。1477年には、太田道灌が豊島泰経・泰明兄弟討伐の際に戦勝祈願し、凱旋(がいせん)後、社殿を造営した。

 同日、旧新井村のお祭りである新井天神北野神社(新井4)の例大祭も行われ、同神社周辺でみこしや山車が運行される。

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