都立武蔵丘高校(中野区上鷺宮2)の生徒が制作している「巨大貼り絵」作品が9月14日・15日の2日間、同校の文化祭「第71回 武高祭」で一般公開される。
(関連フォト)昨年の作品はクロード・モネ作「睡蓮(すいれん)の池」
コロナ禍真っ只中の2021年に「巨大貼り絵」の制作を始めた同校。2022年は「俵屋宗達作・風神雷神図」を制作したが、保護者のみへの公開となった。昨年は制作したクロード・モネ作「睡蓮(すいれん)の池」を一般公開できた。
今回は、題材をフィンセント・ファン・ゴッホの「星月夜」に決め、現代美術選択の250人を超える生徒が作品作りに没頭している。6メートル30センチ四方の巨大貼り絵は、一滴の絵具も使わずに、色紙をちぎり、ベニヤ板に貼り付けていく手法で制作しているという。
代表生徒の中嶋一葉さんは「昨年はコロナ禍も明けて、4600人以上に作品を見ていただき、大きな反響を呼んだので、『さらにいいものを』と美術の松岡健太郎先生に相談し、代表生徒の間で何度も話し合い、ゴッホの『星月夜』に決めた。2学期始業式以降は美術授業を中心に、放課後などで仕上げに取り組んでいる。多くの人に見ていただき、私たちの団結と熱意を知っていただければ」と話す。
公開時間は、9日=10時~15時、10日=9時30分~14時30分。