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中野で被災「高田病院」前院長が講演会-「地域医療と復興」テーマに、物産展も

被災した岩手県立高田病院前院長の石木幹人医師

被災した岩手県立高田病院前院長の石木幹人医師

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 中野区勤労福祉会館(中野区中野2)3階で9月21日、岩手県立高田病院前院長の石木幹人さんが「地域医療と復興」と題した講演会を行う。主催は中野稲門会(中野2、TEL 03-6379-8801)。

被災した岩手県立高田病院

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 東日本大震災が発生した2011年3月11日、津波により甚大な被害を受けた陸前高田市。同市で医療の中枢を担っていた岩手県立高田病院も被災し、当時院長を務めていた石木さんは、自身の家族の安否が確認できない状況の中、病院の屋上で患者と共に一夜を過ごしたことなどは報道などで伝えられてきた。

 講演会では、ご家族を震災で失いながらも病院や地域の復興に尽力した経験や、被災者やその家族、被災地で復興支援を行う人々とのコミュニケーションなどについて語る予定。

 また、会場となる同館1階ロビーでは、被災地支援の物産展も開催。陸前高田市と岩手県の物産、高田病院農園の農産物の販売などを実施予定で、収益金は被災地および日本赤十字社へ寄付する。

 主催の中野稲門会は、1998年に発足した中野区在住の早稲田大学卒業生で構成された会。同イベントは、昨年8月に同会メンバーが同大学校友会被災地復興支援ツアーに参加した際に、陸前高田市で当時同院院長だった石井さんから被災地での医療活動について話を聞いたのがきっかけで実現した。

 開演時間は15時~16時30分(被災地物産展は10時~17時)。入場無料。

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