中野駅周辺を受け持ち区域とする中野消防団第五分団本部(中野区中野2)の落成式が12月20日に開かれた。
中野区中野2丁目の一部、同3丁目全域、同4丁目一部、中野区中央4丁目の一部、同5丁目の一部を受け持ち区域とする第五分団は、これまで本部施設がなく、仮設の倉庫などを借りるなどして消火活動に必要な機材を保管・整備・使用してきたが、中野駅南口の中野2丁目土地区画整理事業の中で土地や建物を確保し、念願だった本部施設が完成した。建物は、鉄骨造2階建てで、延べ床面積=80平方メートル、建物=46.37平方メートル。
式典には、酒井直人中野区長、森たかゆき中野区議会議長、長妻昭衆議院議員、荒木ちはる都議、西沢けいた都議、久保りか都議らと、有川泰広中野消防署長、内野大三郎中野駅前南口町会長、2丁目土地区画整理組合理事長、周辺の町会長や商店会長らが列席した。
野中幸雄中野消防団長は「この度、念願だった分団本部開設を機に、第五分団はより一層訓練に精進し、地域の安全安心にまい進することを期待する」と、酒井区長は「火災については自助共助から始まって、地元の組織である消防団の皆さまの活躍が被害を食い止める大きな力。いつ来るか分からないい災害に備えて、皆さんと一緒に取り組んでいきたい」と、それぞれ話した。その後、森議長、荒木都議、長妻衆議院議員、内野町会長が祝辞を述べた。
近藤仁恵第五分団長は「尽力いただいた多くの方々に感謝している。今後の活動の中心とすることができ、少しでも地域の安心安全の一助となるよう、分団一同努める」と謝辞を述べた。