中野ショートフィルムフェスティバル「ナカンヌ」のノミネート作品上映会&授賞式が3月14日、中野区役所1階「ナカノバ」で開催された。主催は中野区。
(関連フォト)審査員を務めた(左から)酒井直人中野区長、宇田鋼之介さん、岩崎う大さん、小山巧さん
2019(平成31)年2月に中野区のシティプロモーション事業の一環で始まった、中野区内企業などで構成されるワークショップ「ナカノミライプロジェクト」の企画から生まれた同イベント。開催は2回目。「ナカノからカンヌへ」を合言葉に、15秒・30秒・60秒のいずれかの動画で応募する「ナカノCM部門」と、「2,000円」というエッセンスを取り入れた1分~5分のストーリー性のあるショートフィルム「ストーリー部門」の作品を募集していた。
応募総数は昨年を上回る112作品。最終選考に残ったのは「ナカノCM部門」8作品と「ストーリー部門」5作品。審査員は、映像作家の小山巧さん、アニメーション監督・演出家のMAPPA宇田鋼之介さん、お笑いコンビ「かもめんたる」の岩崎う大さん、酒井直人中野区長が務めた。MCは藤岡みゆうさんが務めた。
イベントは、一作品ごとに最終選考作品を上映し、上映後に審査員がコメントする流れで行った。「ナカノCM部門」は、「怪盗ナカンヌ」「やっぱりナカノかな」「この街、ナンバーワン」「江古田の獅子舞 サブカルやグルメだけじゃない中野の魅力」「まんじゅうこわい中野こわい」「ぬまブラ」「中野のいい所発見し隊」「Fantasy books」の8作品。「ストーリー部門」は「中野から出れない男」「二つ 千切(ちぎ)れて 円(まろ)やかに」「中野弐阡円(にせんえん)奇譚(きたん)」「中野の中野さん」「僕の轍(わだち)」の5作品。上映後は、オーディエンスによるオーディエンス賞の投票と審査員による各受賞作品の選考を行った。
「ナカノCM部門」のグランプリには平野初(うい)さん制作の「まんじゅうこわい中野こわい」、準グランプリにはももひかさん制作の「中野のいい所発見し隊」が選ばれた。「ストーリー部門」のグランプリには、ふくたに知永(ともえ)さん制作の「僕の轍」、準グランプリには小野哲平さん制作の「二つ 千切れて 円やかに」が選ばれた。「オーディエンス賞」には、「ストーリー部門」グランプリ獲得の「僕の轍」と、大豆計画さん制作の「中野弐阡円奇譚」が選ばれた。今回新設した「AI賞」には「オーディエンス賞」の「中野弐阡円奇譚」が、一番早く応募した作品に贈られる「アーリー賞」には金倉和弘さん制作の「怪盗ナカンヌ」が、それぞれ選ばれた。
授賞式後、小山さんは「皆さん本当にレベルの高い作品ばかりで、すごい熱量を感じるいい映画祭。作品に対する熱量を、どれだけその作品に傾けられるかが大事。これからもそれを一番に考えて映像を作っていただきたい」と期待を寄せた。会の最後に、審査員や最終選考ノミネート作品制作者全員で記念撮影を行った。