なかの芸能小劇場(中野区中野5)で11月25日、笑福亭笑助さんの落語独演会が開催された。
三遊亭好楽師匠の6番弟子で中野区出身の三遊亭こうもりさんはこちら。
同イベントは笑助さんとして初、前日の大阪「繁昌亭」公演とのセットで「東西2DAYS独演会」のサブタイトルが付き、連日の公演となった。
チケットは公演当日までに完売し、19時の開演前から同劇場110席は大入り満員。中野区出身の三遊亭こうもりさんの開口一番後、笑助さんの演目「寄合酒」が披露され、切れのある軽快な語りで、時折り会場から拍手喝采を浴びていた。
中トリに登場したのは大師匠である笑福亭鶴瓶さんで、はじめから仕舞まで常に爆笑を誘っていた。中入り後、ゲストとして登場したのは柳家三三(さんざ)さん、トリは再度笑助さんが務め、「音」も合わせて楽しめる演目「尻餠」を披露した。
高座で三三師匠が話した「独演会で自分の名前を名乗るなんてびっくり。まあ、それが彼の人柄なんでしょうけど」という行(くだり)に対して、笑助さんは自分の高座で「独演会って自分の名前を言わんでいいんですね。しかし大師匠、三三兄さんのおかげで集客がすごく楽でした。感謝してます」と切り返した。
笑助さんは来年5月2日にも同劇場で独演会を行う予定で「また皆さんにお会いできる日までさらに精進します」と意気込みを語っていた。