東中野の映画館「ポレポレ東中野」(中野区東中野4)で現在、落語家で重要無形文化財保持者(人間国宝)の10代目柳家小三治さんの3年間を追ったドキュメンタリー映画「小三治」が上映されている。
同映画は2009年2月、同映画館での上映を皮切りに、2010年正月までヒットを飛ばし続けた後、全国60カ所以上で上映され累計観客動員数3万2000人を超えたドキュメンタリー。今年7月、小三治さんが人間国宝に認定されたことをきっかけに、同映画館での再上映が実現した。
内容は、小三治さんの日常を淡々と追い続けたもの。ふとした時に見せる表情や語られる言葉から、落語家の「生き方」「生きざま」「粋さ」、小三治さんの落語に対する気持ちが垣間見えてくるという。
出演者は小三治さん以外に、上方の人間国宝である桂米朝さん、兄弟子の入船亭扇橋さん、東京落語界の第一人者である立川志の輔さんなど。同作品は同館では久しぶりとなる35ミリフィルムで上映を行うという。
料金は1,200円。上映時間は各日10時20分からの1回のみ。9月26日まで。