チャイルド・スポンサーシップによる地域開発や緊急人道支援などを行う国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(中野区本町1、TEL 03-5334-5350)は12月6日、同法人事務所で「ワールド・ビジョン・フェスティバル2014」を開催する。
11月19日に「なかのZERO」で行われた「世界の果ての通学路」上映会で応援に駆け付けた女優・モデルの松本莉緒さん
同フェスは、昨年11月に初開催し今回が2回目。「世界の子どもたちのこと」「国際協力のこと」「チャイルド・スポンサーのこと」などに興味のある人を対象としたイベントで、昨年のフィリピン台風への対応など同法人の支援活動の報告、映画「Girl Rising-少女たちの挑戦-」の上映、「民族衣装体験」「世界の子どもカルタ体験」などのほか、ベトナムやルワンダと中継を結び駐在スタッフや現地の子どもたちとの会話ができる企画も用意。
同法人の桑原武さんは「このイベントを通して、多くの方に世界の子どもたちのことを知っていただきたいと願っている。国際協力になじみのない人でも楽しめる催しや、キッズ・コーナーも用意しているので、子ども連れでも安心して参加できる。気軽に来てほしい」と来場を呼び掛ける。
ワールド・ビジョンの活動は、アメリカ生まれのキリスト教宣教師ボブ・ピアスによって始められた。第2次世界大戦後の混乱をきわめた中国で出会った女の子の支援を開始したことをきっかけに1950(昭和25)年9月に「ワールド・ビジョン」を設立。日本では1960年代に児童養護施設などを通じて子どもたちに対する支援活動が行われ始め、1987(昭和62)年10月に「ワールド・ビジョン・ジャパン」を設立、2012年7月 に新大久保から現在の中野坂上の事務所に移転した。
今月19日には、女優・モデルの松本莉緒さんや雑誌「エコマム」編集長の久川桃子さんをゲストに招き「子どもの権利条約」25周年記念イベント「世界の果ての通学路」の上映会も開催。松本さんは「これからの未来を変えていくのは子どもたち。あらためて『子どもの権利条約』をすべての大人たちがきちんと理解し、守り、伝えていかなければならない」とコメントを寄せた。
開催時間は12時~16時30分。入場無料。