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中野駅南口五差路近くに佐世保バーガー復活-火災乗り越え、夫婦で心機一転

バーガー&コーヒー「ISLET(アイレット)」外観

バーガー&コーヒー「ISLET(アイレット)」外観

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 JR中野駅南口五差路付近に11月29日、バーガー&コーヒー「ISLET(アイレット)」(中野区中央5、TEL 03-53407994)がオープンした。

店主おすすめの「佐世保バーガー」

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 同店は、中野レンガ坂にで10年もの間営業をし、原因不明の火災により昨年閉店を余儀なくされたハンバーガー店「サセボー」の店主だった小島洋嗣さんが、場所を移転して新装開店した。店名の「ISLET」は自身の名字である「小さい島」から命名、ロゴも「ハンバーガー」と「小さい島」で新たに作った。席数は、カウンター3席とテーブル席合わせて15席。

 小島さんは「火事になった時、本当に絶望した。火の不始末が原因ではなく、築50年近くで老朽化していた建物が原因で出火したと消防から伺った。近隣の人たちやお客さまに申し訳ない気持ちで自問自答し、実家のある青森県に帰ることも考えた」と振り返る。

 小島さんと共に店を切り盛りする妻の麻水(あさみ)さんは「出火当時は、まだ子どもが生まれたばかりだった。商店街やいろいろな人に迷惑をかけたし、子育ても忙しく、正直すぐに店を出す気にはならなかったが、店の壁や窓ガラスに『サセボーがんばれ!』『みんな復活を待っているぞ!』『あのハンバーガーをまた食べたいです』などの寄せ書きが日ごとに増えていき、もう一度がんばろうと思った」と話す。

 夫婦で新しく店を出すことを話し合い、「店を復活させるなら、いままでお世話になった中野駅南口で開きたい」と物件を探し始め、約300メートルほど南側のこの地に決めた。

 フードメニューは、店主おすすめの「佐世保バーガー」(Mサイズ=690円)、「アボカドチーズバーガー」「スパイシーチーズバーガー」「ベーコンチーズバーガー」などのほか、「ハンバーガー屋のタコライス」などを用意。ドリンクメニューはコーヒーや紅茶、ソフトドリンクのほか、「ハートランド(日)」「バスペールエール(英)」「レーベンブロイ(独)」「ブルックリンラガー(米)」など9カ国10種類のビールを用意した。

「みなさまの励ましでやっと復活できたことを本当に感謝している。その気持ちを忘れることなく、良いものを地道に作りながら、恩返しをしていくつもり。細くとも長く続けられたらうれしい」と小島さん。

 営業時間は11時~20時(肉が無くなり次第終了)。

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