中野セントラルパーク(中野区中野4)コングレスクエアで1月17日、ボクシングWBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介選手の7度目防衛を祝う祝勝会が開催された。主催は山中慎介東京後援会。
(関連フォト)祝勝会には田中大輔中野区長も駆け付け祝辞を述べた
中野区在住で、功績をたたえて中野区から表彰を受けている山中選手は、2011年11月6日にエスキベル選手(メキシコ)を倒して無敗のまま世界王座を獲得、2012年11月3日のロハス戦から5連続KO勝ちを含む、昨年10月22日のスリヤン戦までで7度の防衛を達成、いつしか「神の左」と称されるようになった世界チャンピオン。
祝勝会前の中野経済新聞のインタビューで山中選手は、「(前回のスリヤンとの対戦は)相手がうまく作戦を練ってきていて、しっかり練習してきたなとは思ったが、強いとは感じなかった。ただ、やりづらいとは感じたし、実際序盤にはポイントをとられてしまった。中盤以降は3つのダウンも奪えたし、自分のボクシングができた」と話した。「次回の防衛戦も最高の状態で最高のパフォーマンスを見せる。名の通った他団体のチャンピオンなどと対戦してみたい。次回の対戦カードに注目してほしいし、応援も引き続きお願いします」とコメントした。
祝勝会には、桑原雄二さんが会長を務める東京後援会のメンバーを中心に、田中大輔中野区長、後援会副会長いでい良輔区議や山中選手の地元である滋賀県の後援本部関係者、ファンなど合わせて約200人のほか、俳優の寺島進さんも駆け付けた。
祝辞を述べた田中区長は「7度目の防衛戦も代々木体育館で応援し強いチャンピオンを実感した。あの試合は判定勝ちとなったが、レフェリーがカウントを止めなければ間違いなくKO防衛だったはずと個人的には思っている。これからもKO防衛を続けてほしい」と話す。寺島さんは「最強のチャンピオンとなるためには最強の仲間が必要。これからも応援しているので頑張って」とエールを送った。
祝勝会では子どもたちからの花束贈呈、山中選手とファンの写真撮影、サイン入りグローブやチャンプトレーナーが当たるプレゼント大会なども行われ、会場は終始にぎやかな雰囲気だった。関係者らの中では「次の防衛戦はラスベガスで」という合言葉が交わされていた。