中野区や杉並区で活動するキッズチアダンスチーム「TIGGERS DANCE TEAM(通称=ティガーズ)」が2月1日、アメリカで開催された全米世界大会で優勝した。
全米世界大会「NDTC」で優勝したティガーズブレイブメンバー
2006年に中野区や杉並区の子どもたちを中心に結成されたティガーズは、中野区内で開催されるイベントなどへの参加や、スポーツイベントなどへの出演を中心に活動するキッズチアダンスチーム。
本年度は、全ての日本国内地区大会予選に参加した1017チームの中から295チームが全国大会に進んだ。全員中学生で構成されたティガーズブレイブは、UDA(Universal Dance Association)主催の大会である「ナショナルダンスチームチャンピオンシップ(National Dance Team Championship)」大会出場の推薦3枠のうちの1つを勝ち取って、全米世界大会「NDTC」へ出場した。
同チームはNDTC大会への出場が決まった時点で、メンバーなどの渡航費や衣装代などをクラウドファンディングで募集し、目標額を獲得。米フロリダ州のディズニーワールド内で1月31日と2月1日の2日間で開催されたNDTC大会に出場し、世界中から地区予選を勝ち抜いてきた国の代表14チームで競い、「junior small POM部門」でチャンピオンとなった。
ティガーズ代表・コーチの君島典子さんは、「2011年の国内全国大会で優勝してから世界を目標に選手たちと練習を積み重ねてきた。チームが創設された時からのメンバーと共に目指してきた夢がかない、本当にうれしい。ここまで来られたのも、支えていただいた地域の人たち、関係者、保護者の皆さんのおかげだと感じている。本番は皆さんへの感謝の気持ちを込めて精いっぱい楽しんで踊った。夢の舞台での経験や感動をチームに持ち帰り、ほかのメンバーたちにも伝えたい」と喜びを話した。
君島さんは高校の部活動でソングリーディングを始め、卒業後、ソングリーディングチーム GOLDEN HAWKSに入会。大会をはじめ、スポーツイベントを中心に、バスケットやサッカーなどのプロの試合のオープニング、ハーフタイムショーで活躍。その後、COUGARS DANCE TEAM に所属し、2006年1月には、フジテレビゴリエ杯に出場し地区大会に合格するなど実績多数。ティガーズの活動のほか、東京ヤクルトスワローズの公式チアリーダーや、マヅカダンスカンパニーのスタジオレッスンの指導も行っている。