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中野・桃園に「和食なかむら」リニューアル移転-「食べ飲み合わせ」と「空間」にこだわり

一品料理の盛り合わせ例(自家製からすみ・こはだ寿司などの前菜、いいだこ・新じゃがなどの煮物、幽庵焼き・たけのこ木の芽焼きなどの炭火焼)

一品料理の盛り合わせ例(自家製からすみ・こはだ寿司などの前菜、いいだこ・新じゃがなどの煮物、幽庵焼き・たけのこ木の芽焼きなどの炭火焼)

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 JR中野駅南口・桃園エリアに3月21日、「和食なかむら」(中野区中野3、TEL 03-6382-5311)が移転リニューアルオープンした。

調理場が見える広いカウンターと明るい店内

 2011年、割烹や料亭で修業を重ねた店主の中村悠佑さんが独立し、「食べ飲みが楽しめて、気軽に立ち寄れる居酒屋」をコンセプトに中野新橋にオープンした同店。開店当初は一品料理を中心に提供していたが、2年ほど前から自身が修業をしてきたことを生かし、和食コースを中心としたメニューに変更した。中野新橋では珍しい形態の店ということもあり人気を集めたが、「提供する料理と狭い店内のアンバランス、並べる料理がカウンターのサイズにも合わないと感じて移転リニューアルし、店舗面積も増床した」と中村さん。

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 新店舗は中野駅南口の中野マルイの西側あたり、区内でも有数の高級住宅地である同エリアを中心に物件を探していたという。店舗面積は前店と比べ約2倍だが、席数は13席からテーブル席を含めて20席に抑え、ゆったりした空間作りを心掛けたという。カウンターテーブルの奥行きも約2倍になり、提供する料理や酒類などがあっても左右の席を気にしないサイズにしたほか、調理場で今何か調理されているのかが見えるよう、客との距離感や目線が合う高さでライブ感が伝わる造りにするなど工夫した。

 新店のコンセプトは「旬の魚介や野菜を中心とした料理と、各地の日本酒との食べ飲み合わせを楽しむ店」。その時においしいものを少しずつ出し、料理に合った酒を提供する。メニューは時間帯によって替わり、開店から21時までは一品料理を中心とした「旬の肴コース」(3.000円)と、先付けから食事までを用意する「おまかせコース」(5,000円~)の2種類を用意する。21時からは「自家製からすみ」「ほたるいかと根三つ葉酢みそ」「磯つぶ貝」「いいだことたけのこの炊き合わせ炊き合わせ」などの単品料理が楽しめる構成となっている。

 ドリンクメニューは、「花垣」(1合=1,000円、福井県)、「久礼」(高知県)、「雁木」(山口県)、「春霞」(秋田県)(以上、1合=800円)などと、八号酵母(山口県)などの熟成酒含め、常時約20種類の日本酒を用意するほか、パーフェクト黒ラベル生(600円)、焼酎、梅酒、ハイボール、ソフトドリンクを用意する。ワイナリー直送にこだわったワインは、フランス産スパークリングワイン「ヴーヴレー・エクセレンス・ブリュット」(ボトル=1万円)、ドイツ産白ワイン「ウェルトアックス・リースリング」(ボトル=4,200円)、スペイン産「モンテシノス」(ボトル=4,200円)、イタリア産「ネグロアマーロ・プーリア」(ボトル=5,400円)などの赤ワインも用意する。

 おかみの美佳さんは「大将は料理人としてはまだまだ修業中の身ではあるが、おいしいものへの探究心と研究の姿勢は誰にも負けていないと思っている。新しく、ゆったりとした空間で、旬の食材を使った料理を思う存分楽しんでいただければ」と話す。悠佑さんは「自分の『おいしい』と信じたものを提供し続けたい。中野新橋時代のお客さまに感謝の気持ちを忘れずに、新天地でも地域の皆さまに愛される店にしたい」と意気込む。「最近多くの外国人が中野に訪れるが、世界遺産となった『和食』をぜひ外国人にも食べてほしい。『和食』の注文は難しいので、コース料理で楽しんでもらえれば」とも。

 営業時間は17時~24時(21時まではコースメニューのみ)。月曜・第3日曜定休。

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