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中野ブロードウェイで松本零士さんファンイベント 「メーテルは理想の女性を描いた」

松本零士さん(左)と「理想の女性」メーテルとのツーショット

松本零士さん(左)と「理想の女性」メーテルとのツーショット

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 中野ブロードウェイ(中野区中野5)2階のカフェ「Bar Zingaro」で6月13日、「松本零士先生とファン懇親会」が開催された。

(関連フォト)銀河鉄道999の「メーテル」に扮した美矢知子さん

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 同イベントは、同11日から同フロアのギャラリー「pixiv Zingaro」で開催されている「松本零士オフィシャルECサイト開設記念展」の一環。事前に参加申し込みのあったファン50人からの質問に対して松本さんが答えるトークショーで、司会はイベントを企画したオッヂピクチャーズ(千代田区)の荻野宏社長が務めたほか、銀河鉄道999の「メーテル」に扮(ふん)したピクシブ(渋谷区)オーガナイザー美矢(みや)知子さんがアシスタントを務めた。

 「好きな食べ物は?」という質問に対して松本さんは「ビフテキやミカン・リンゴ・バナナ・ブドウなどのフルーツ。6代目の猫ミーくんと一緒に食べる」、「健康法や気分転換の方法は?」には「若いころからのスローガンは『飯食わざるは力なし』。「いつも宇宙のことを考えている。生きている間に宇宙から地球の全容を見てみたい」とも。「好きな映画は?」には「初めて見た白黒アニメーション映画『くもとちゅーりっぷ』『風と共に去りぬ』『わが青春のマリアンヌ』など」を挙げた。

 「思い入れのあるキャラクターや作品は?」という質問に対しては、「最初に描いた『蜜蜂の冒険』の主人公の昆虫、若いころの作品では『銀の谷のマリア』かな」。松本さんが下宿していた本郷三丁目の下宿のエピソードを披露した後、「メーテルは自分が妄想した理想の女性。気が強くて、優しくて、いざというときに盾になってくれる、自分が憧れる女性像の全てがメーテルには詰まっている」と話したほか、尊敬する漫画家は手塚治虫さんやウォルト・ディズニーさんら、ドクロは「骨身になっても戦うぞ」という考えから、ほかには宇宙に対する思いなどについて話した。

 その後、松本さんとのツーショット写真の撮影やサイン入りTシャツの進呈、じゃんけん大会で選ばれた3人には、その場で希望したキャラクターの挿絵を描いたサイン色紙が手渡された。参加者は40~50代が中心、40代の男性は「自分にとって松本先生は神。主人公と自分を重ね合わせて、壮大な宇宙に何度も誘ってくれる。77歳と聞いたが、とってもお元気で少し安心した。これからの作品も楽しみ」と興奮気味に話していた。

 お開きでは荻野さんが「松本さんは現在、宇宙を題材にした新しい作品を手掛けている」と明かし、会場からは歓声や拍手が起こった。

 松本零士さんは福岡県久留米市生まれ、東京都練馬区在住で名誉区民。旭日小受章、紫綬褒章、フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。代表作に「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」「宇宙海賊キャプテンハーロック」など。

 「松本零士オフィシャルECサイト開設記念展」の開催時間は12時~19時。水曜定休。今月23日まで。

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