JR中野駅北口周辺地域で7月19日・20日、沖縄の祭典「中野チャンプルーフェスタ2015」が開催された。主催は中野北口昭和新道商店街など。
中野区と沖縄の関係は長く、1970(昭和45)年に中野区青少年課の委託による「沖縄郷土の家」が開設。その際、仲吉朝賢さんが沖縄・読谷村のエイサーを始めたことがきっかけで、中野区には沖縄文化やエイサー団体が深く根付いているという。
同イベントは2005年に始まり今年で11回目。区内外エイサー18団体を含む40以上の団体やグループが、中野サンプラザ前「野外ステージ」・中野駅北口暫定広場「ビートパーク」・中野駅北口広場「改札前スペース」・中野サンモール商店街・中野新仲見世商店街・中野北口狸小路商店街・昭和新道商店街で2日間にわたり演舞やライブ、エイサーの練り歩き「道じゅねー」を繰り広げた。中野サンプラザ前「野外ステージ」のメーンMCは1回目から変わらずルンルン金城さんが務めた。
初日は小雨が降る中での開催となったが、2日目の最終日は快晴となり、各会場周辺は黒山の人だかりとなった。この日の東京の最高気温は34.8度。会場では時折「水分を取りながら楽しんでほしい」というアナウンスも入るなどした結果、熱中症の症状が現れた数人を除き大きなトラブルはなかった。
最終日18時30分から「ビートパーク」では第2回から続く、「東京中野真南風(マハイ)エイサー」「中野区新風(あらかじ)エイサー」と、発足30年の和太鼓団体「打越太鼓」とのコラボレーション「中野コラボ」が披露され、そのまま同イベントに出演した各エイサー団体や観客ら約500人が会場になだれ込んで踊り出す「大カチャーシー」で盛り上がりを見せ、イベントは幕を閉じた。
イベント終了後の19時ごろには、ボランティア「グリーンバード中野チーム」と同イベントに参加したエイサーらのコラボイベントとして、会場周辺などのゴミ拾いを行った。