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ポレポレ東中野で被災地ドキュメンタリー映画 震災まで3年間の南三陸映す

映画「波伝谷に生きる人びと」のワンシーン

映画「波伝谷に生きる人びと」のワンシーン

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 東中野の映画館「ポレポレ東中野」(中野区東中野4)で現在、ドキュメンタリー映画「波伝谷(はでんや)に生きる人びと」を上映されている。

ポスターイメージ

 2011年3月11日の東日本大震災では自身も現地で被災した我妻(あがつま)和樹監督が、2008年から大津波までの3年間、宮城県南三陸町の約80軒の漁村「波伝谷」に生きる人びとの日常を追い掛けた同作。震災までの240時間の映像を編集し、製作に約6年の歳月を費やした。2013年8月15日に行われた波伝谷での試写会をもって完成となり、同年10月に行われた「第13回 山形国際ドキュメンタリー映画祭」で初公開された。

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 我妻監督は「日々の海の仕事や地域の年中行事はもちろんのこと、南三陸の歴史的背景から当時の地域が抱えていた課題まで、かつて流れていた『時間』そのものを人々の息遣いとともに丹念に描いている。震災後、被災地を舞台にしたドキュメンタリー映画が数多く作られたが、本作は、今『被災地』と呼ばれている場所にかつてどんな人の営みがあったのかを伝えることができる作品。震災を経験した今だからこそ、一人でも多くの方に伝えていきたい」と意気込む。

 我妻監督は、1985(昭和60)年宮城県白石市生まれ。2004年4月に東北学院大学文学部史学科に入学。翌2005年3月より、同大学の民俗学研究室と東北歴史博物館の共同による波伝谷での民俗調査に参加。大学卒業後、個人で波伝谷でのドキュメンタリー映画製作を開始し、2013年8月15日に初監督作品となる同作を発表。現在はピーストゥリー・プロダクツとして上映会を主宰し、2014年1月には南三陸町での完成披露上映会、夏には宮城県沿岸部を中心とした11市町での縦断上映会を開催している。

 上映時間は連日10時10分~。料金は、当日一般=1,600円、大学生・専門学生・シニア=1,300円、高校生・中学生・障がい者=1,000円。前売り券も用意する。8月21日まで。13日までほぼ毎日、映画監督や映画プロデューサー、音楽家や俳優らと我妻監督とのトークショーを予定している。

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