見る・遊ぶ 買う 学ぶ・知る

中野サンプラザに「カエル作家」集結 ブース30超、慶応大教授の講演も

カエルのマカロン「マケロン」のストラップ

カエルのマカロン「マケロン」のストラップ

  • 0

  •  

 中野サンプラザ(中野区中野4)7階で10月25日、「かえる秋祭り」が開催された。主催は「かえる友の会」(埼玉県蕨市)。

(関連フォト)「フリカエル人生」のドール作品

[広告]

 今回16回目を迎えた同イベントは、「カエル」を愛するものが交流し、「カエル」のみをモチーフとしたグッズなどを展示・販売するイベント。浅草橋や虎ノ門など会場を転々としながら毎年開催してきたが、昨年初めて中野サンプラザで開催、今年も同会場で開催した。

 会場には所狭しと30以上のブースが並び、「カエル」グッズ作家が集結して作品を展示・販売。慶応義塾大学医学部生物学教室の長井孝紀(たかとし)教授が特別講演も行い、来場者は300人を超えた。カエルグッズはシルバー・ビーズ・紙・プラスチック・フェルト・土・木・石などの素材を使った「フィギュア」「ドール」「衣類」「財布」「ポストカード」「アクセサリー」「指輪」「はんこ」「皿」など幅広い。

 主催の「かえる友の会」は、「カエルを愛好する者を会員として組織し、有形・無形のカエルに関する研究、情報交換を通じて相互の教養を高め親睦を深めること」を目的とした集まり。幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師・日本画家の河鍋暁斎(かわなべきょうさい)の記念美術館で「カエル」が登場する作品のみを企画展示したことがきっかけ。暁斎のひ孫に当たる河鍋暁斎記念美術館の河鍋楠美(くすみ)館長は「暁斎のファンだけでなくカエルのファンも多く集まったので、その時にコミュニティーを作った」と言う。

 中野区在住で、現在「かえる友の会」会長を務める島崎靖子さんは「中野では東北復興大祭典やヘッドフォン祭など大きなイベントが行われている中で、私たちのこのような小さな活動に注目してもらえてうれしい。ここにはカエルが好きな人たちだけが集まっていて、みんな真剣にカエルを愛している」と話す。「来年もこの場所で開催するのでのぞきに来てほしい」とも。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース