JR中野駅南口の中野区産業振興センター(中野区中野2)で2月21日、中野区内の小中学生を対象としたイベント「見つけよう!未来への扉 アートの力+夢みる力」が開催された。主催は東京商工会議所中野支部。
(関連フォト)声優・田中真弓さん(中央)と岡村明美さん(右)のスペシャルトークショーの様子
2年ごとにテーマを変えて開く同イベント。今回は「中野の未来を担う子どもたちに文化・芸術を通じて感動を与え、事故肯定力と創造力を増進するきっかけを届けたい」と、同支部の若手経営者の会「中野21の会」が企画して実現。当日は500人以上の応募者の中から抽選で当たった約200人が参加した。
開会式では玉井重敏実行委員長や「中野21の会」谷津かおり会長、田中大輔中野区長があいさつ。谷津会長は「たった一つのルールは楽しむこと。みんなの未来の扉は自分の手で開いてほしい」と話した。
参加児童や生徒は、事前に申し込んだ「マジシャン」「声優」「モデル・メーキャップ」に分かれ、それぞれの会場でアーティスト体験に参加。マジシャン体験では、同区内で「マジック温泉 昭和浴場」(中央5)を営みマジックマスターズオープントーナメント世界大会で2年連続世界一となったタジマジックさんが講師を務め、保護者からどよめきが起きるほどの世界一マジックを披露しながら、子どもたちにもトランプマジックを教えた。
全員参加イベントとして自由に未来を描く「壁画絵画」、自分の住んでいるところにフラッグを立てる「なかの地図づくり」、ステージ上のツリーに風船を飾る「バルーンアート」などのワークショップも展開。中野法人会による税金クイズにはゆるキャラ「さぎプー」や「なっこい」も参加した。その後、「牙一族」「ちょちんあんこう」のお笑いライブ、声優・田中真弓さんと岡村明美さんによる「スペシャルトークショー」が行われた。
モデル体験に参加した児童は「普段の歩き方とまったく違っていて難しかったが、ピンで舞台を歩くのはモデルになった気分で気持ち良かったし、シャキッとできた」と振り返る。マジシャン体験に参加した児童は「先生のマジック、まじでびびった。覚えたマジックは、うちでお父さんに見せて、びっくりさせたい」と話していた。