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中野サンプラザで日本初の身障者タクシードライバー協会設立40年祝賀会

あいさつする宮園身障二種免協会伊澤秀雄会長

あいさつする宮園身障二種免協会伊澤秀雄会長

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 中野サンプラザ(中野区中野4)13階スカイルームで9月4日、宮園身障二種免協会設立40周年記念祝賀会が執り行われた。

(関連フォト)宝仙寺での特注車のテープカット写真紹介(1978年)

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 1975(昭和50)年にタクシードライバーなどの業務を行うために取得しなければならない二種免許合格基準が緩和されたことを機に、日本で初めての身体障がい者タクシードライバー故・白井仁志さん(同協会初代会長)を雇用した宮園自動車(中野1)が中心となり1976(昭和51)年に設立された同協会(当時の名称は身障者運転二種免許取得者安全協会)。当時、白井さんは40社以上のタクシー会社に訪問したが、身体障がい者であることを理由に就業を断られたが、同社の故・川村和太郎(わたろう)社長(当時)は感銘を受け、採用を決めたという。

 あいさつで伊澤秀雄会長は「当時、白井さんを雇用したことが報道され、タクシー会社での身体障がい者雇用が促進された。現在、身体障がい者14人と共に活動している。これからも身体障がい者の働く場を、より良い形で作っていきたい」、宮園自動車の川村泰利社長は「タクシー業界は、一人でも多く乗っていただくことが困っている人を助けることにつながる。人と人との通じ合いを大事にし、障がい者のためのユニバーサルデザインタクシーなどにももっと取り組んでいかなければならない」と話した。

 来賓のあいさつで前内閣府副大臣の松本文明衆議院議員は「スポーツの世界でも障がい者の方がすごい記録を出し、障がい者のある方の作るアートも素晴らしいものがたくさんある。障がい者にはまだまだ厳しい差別があり、ご苦労をかけてしまっていることは申し訳なく思っているが、胸を張って健常者以上の活躍ができるような社会をつくる」と話した。高橋一実(かずちか)中野区議会議員や新宿公共職業安定所の辻雄史所長も祝辞を述べた。

 同協会竹村哲明前会長が乾杯の音頭を取り、同協会40年の歩み紹介や当時のタクシー業界や車両の話などのOBトークなどがあり、宮園自動車川村博正監査役による締めの言葉で祝賀会はお開きとなった。

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